医学勉強録(マッチング編)

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<<   作成日時 : 2010/02/04 01:56   >>

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<胃癌:gastric cancer>s6-76

☆胃粘膜の上皮細胞から発生する悪性腫瘍で, ほとんど腺癌からなり, 高分化(腸上皮化性を来した部位にある胃底腺の深い部分から発生)・低分化型(胃底腺頚部という浅い部分から発生, 印環細胞癌signet ring cell carcinoma, 若年者や女性に多い)からなり, 下部(40%)・中部(40%)・上部の順に多い. 早期癌(癌浸潤が粘膜下層にとどまる)・進行癌(筋層まで浸潤)に分けられるが, 食道癌とことなりリンパ節転移の有無は問わない. 分類は、早期胃癌(T:隆起, U:表面‐a表面平坦,b表面隆起,c表面陥凹, V:陥凹(筋層まで)…Uc型が多く全体の60%), 進行胃癌(1:隆起, 2:潰瘍限局, 3:潰瘍浸潤, 4:浸潤(硬癌scirrhusで未分化)…2・3型が多く全体の80%)となっている. 癌の進展には直接浸潤(膵・横結腸など)・リンパ行性転移(Virchow転移…左鎖骨上窩LN転移)・血行性(肝・肺・骨・脳)・腹膜播種{胃癌の再発例では癌性腹膜炎を起こすことが多い, Krukenberg腫瘍…胃癌などの腺癌(印環細胞癌など)が卵巣に転移, Schnitzler転移…Douglas窩(直腸子宮窩)転移}がある.
☆症状: 心窩部痛など潰瘍に起因する症状. 検査:1)上部消化管造影(隆起性では陰影欠損, 陥凹ではニッシェ様陰影, 3cmを超える腫瘍の多くは進行胃癌)…Borrmann 1型:陰影欠損, Borrmann 2型(周堤による)プラスマイナス像, Borrmann 3型:プラスマイナス像だが周堤不均一で切れ目があり健常部位との境界不明瞭, Borrmann 4型:胃壁の肥厚・収縮・伸展性のない巨大すう壁, 早期胃癌では胃潰瘍との鑑別が重要(癌では, 底部が凹凸, 粘膜ひだの急激な中断・先細り・棍棒状の肥厚・癒合・段差)だが, Ubを消化管造影で見つけるのはほとんど不可能, 2)内視鏡検査(T・Ua:所見はさまざまだが, 灰白色で透光性に乏しく硬い感じ, 粘膜の発赤斑や浅いびらん, Ub:発赤斑など怪しい部位を生検, Uc・V:インジゴカルミン色素試験, 底部の凹凸・粘膜ひだの不連続性・段差).
☆治療:進行胃癌は胃全摘・所属LN隔清, 早期胃癌には内視鏡的治療も普及している.早期胃癌は予後良好, 進行癌は深達度による.

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